2017-10

死んだふり解散説まで「ダブル選」の可能性

 毎日新聞は通常国会会期末の衆院解散、衆参ダブル選挙の可能性を仄めかし、読売新聞は衆院の解散、ダブル選はないといいます。どちらが本当か、迷ってしまいそうですが、解散説の根拠の一つが野党の内閣不信任案に対し、負けず嫌いの安倍さんが解散に打って出るのではないか、という話。自民党の高村副総裁などが本気でそんな話をするものだから、可能性を否定できないということになっています。ただ、これは単に野党に対するブラフでしょうから、さすがにそんな幼稚な話で解散ということにはならないでしょう。要するに今井秘書官がダブル選の主戦論者で、自民が勝てると見込めば解散あり、なのでしょう。
 一方、読売は公明党の山口代表と安倍首相との会談、さらには創価学会の動きがないことから解散、総選挙はなし、と見ているようです。それに加えて和歌山の御坊市長選もあるし。となれば解散、ダブル選はなさそうにも思えます。
 が、ここへ来て、死んだふり解散説も浮上。いったん国会を閉じて死んだふりをし、6月5日の沖縄県議選の結果を見て自民が勝てば、13日に臨時国会を召集して解散……。その可能性は十分ありそうにも思えますが、そんな党利党略の話ばかりでいいのでしょうか。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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