2017-10

高倉健が愛した女と男第4回「江利チエミとの別れ」

 フライデーに短期集中連載中の「高倉健が愛した女と男」4回目は江利チエミとの秘話を書いています。

 高倉健こと小田剛一が、江利チエミの代表曲「テネシーワルツ」を知ったのは、まだ明治大学に通っていた頃だった。
「ジャズやシャンソン……。私たちの若いときは、皆が西洋かぶれでした。で、私が高校生のとき、兄が『おい敏子、これを聞いてみろ』とレコードを東京から持ち帰ったことがあったんです。その曲がチイちゃん(江利チエミこと)の『テネシーワルツ』でした。チイちゃんは歌が上手かったもんねえ、大変なヒットでした。チイちゃんのほうが兄よりずっと先にスターになっていましたから、もともと憧れていたのは兄のほうだったんです」
 そう目を細めるのは、4つ違いの実妹、森敏子だ。高倉健は東京から九州の里帰りした折、「これで英語を勉強しろ」と江利チエミのレコードといっしょにテネシーワルツの英文歌詞を書き写し、妹の敏子に手渡したという。江利チエミがテネシーワルツでデビューしたのは1952年1月、まだ15歳だ。かたや高倉健は22歳になるひと月前の無名の大学生だった。
 そんな二人が初めて会ったのは、それから3年ほど経ったのちだ。敏子が声を落として続けた。
「はじめ兄は単にチイちゃんのファンというだけでしたけど、たまたま映画界に入って(56年放映の東映「恐怖の空中殺人」で)共演したのよ。それからずっと、兄はチイちゃんのことがいちばん好きだったんです」

 続きもどうぞ。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://mori13.blog117.fc2.com/tb.php/1934-ec934959
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する