2017-10

10兆円補正の使い道「マリーナ開発」とは

 先週会った大阪の事情通によれば、不況続きの関西では、安倍政権がぶち上げた秋の10兆円規模の補正予算をあて込んで、早くも建設業界が忙しく動いているようです。
 なんでも予算の目玉として、挙げられているのが紀伊半島のマリーナ開発。外国人のインバウンドをあて込み、クルージング観光のために港湾整備をおこなうという話。バブル期ならいざ知らず、今さら和歌山あたりにクルーザーを停泊させるお金持ちなどそうそういないのではないかと思いますが、要するに名目が立てばいいというだけの計画のようです。
 つまるところ10兆円の大規模予算を組んでいも使い道がないので、こんな話が飛びだす始末。相変わらず大阪の景気は今ひとつ。そういえば先の参院選では泉佐野市の投票の行方がわからなくなっているという話も飛び出しているそうで、おおさか維新の躍進といい、どうにも変です。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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