2017-08

いよいよ動き出す外国人メード

 本日付日経新聞によれば、11月から懸案の外国人家事代行サービスが始まるそうです。手始めは国家戦略特区に指定されている神奈川県。ダスキン、パソナ、保育大手のポピンズの3社が、フィリピンから派遣労働者を受け入れるといいます。
<パソナは25~30人、ポピンズは10人程度の採用を予定している。日本語でのコミュニケーションなどの研修を済ませたうえで、11月にもサービスを始める>(同紙)
 派遣する会社には、外国人メードに日本人の家政婦と遜色ない給料を払うようにすさせるといいます。この先、大阪府が第二弾として追随するようです。あたかも待機児童の解消につながるかのようにいいますが、そこまでする必要があるのでしょうか。なにより本当に外国人家政婦に日本と同じように、ひと月12万円~18万円を支払うような家庭には待機児童問題は存在しないでしょう。
 政府の本当の狙いはが外国人メードではなく、医療・介護分野の外国人労働者の派遣。その根本には安い賃金で働かせるという姿勢があるのは言うまでもないでしょう。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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