2017-10

小池都知事「東京大改革」への疑問

 小池百合子東京都知事が率いる「希望の塾」なる政治塾が夏の都議選候補試験をおこなったと話題になっています。およそ4000人の塾生のうち1000以上が受験し、40人の候補者を絞り込むそうです。今ある政治団体「都民ファーストの会」から候補者を擁立することになるのでしょうけど、その目的について小池さんは「東京大改革の同志を募るため」といいます。つまり小池さんにとっての都議候補は自らの手足、あるいは応援団という位置づけなのでしょう。けど、本来、都議と知事とは立場が異なる存在であり、議会の役割の一つは知事の政策チェックであり、あるいは知事の足りない政策に代わって立案するというものでしょう。現実問題は、馴れ合いで議会運営が進んでいるのはご承知の通りですが、つまるところ従来のやり方と変わらない単なる数頼み。
 なにより小池さんの唱える東京大改革とはいったい何でしょうか。
 これまで小池さんの主張を見る限り、豊洲では安全性の確保、東京五輪ではコストカット、さらに最近は予算の査定見直し、政策面での情報公開などなど。どれも当たり前といえば当たり前の話で、これが今までにない大改革なのでしょうか。次から次へと話題作りはたしかにうまいですが、そこがかえって嘘っぽいようにも感じてしまうのですが。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://mori13.blog117.fc2.com/tb.php/2037-1fa307f0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する