2017-09

南スーダン撤退「絶妙」のタイミング

 「『森友隠し』ではないかとの疑念を感じざるを得ない」と語った民進党の山井和則国対委員長でなくとも、そう感じた向きは少なくないでしょう。加えて、折しも東日本大震災から6年となる前日で、新聞やテレビの報じるスペースがない、それを見越した発表だというのが、マスコミのみならず自民党関係者のもっぱらの意見のようです。
 政府が南スーダンのPKO派遣部隊撤退を発表したタイミングがあまりにも唐突。政府筋の話として、撤退は当地のインフラ整備の目途がついたので昨年9月ごろからすでに検討されていたとしていますが、となれば、それは駆けつけ警護議論の真っ只中ということになります。とうぜん、撤退の議題も俎上にあがってしかるべき話です。
 なのに、今になって撤退という話が飛び出すのはなぜか。さすがにこれ以上派遣し続けると危ない、と感じているからでもあるでhそうけど、そこへ森友学園問題の発覚。隠さなければならない理由は他にもまだまだありそうですが。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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