2017-08

加計学園獣医学部開設費用に暗雲

 せっかく盛り上がってきたので、加計学園をもう1回。
 地元、今治市の関係者に聞いたところ、来年4月の獣医学部開設向けた資金繰りを不安視する声があがっているそうです。ご存じのとおり、加計学園は36億7500万円相当の土地を市から譲渡され、192億円の枠で獣医学部を建設するべく、この3月に工事が始まりました。
 トータル229億円という一大事業計画。192億円の施設整備費のうち、今治市と愛媛県でその半分の96億円を補助することになっています。さらにうち3分の2の64億円が今治市の負担で、その分は3月の議会で土地の譲渡とともに予算決議されました。今治市は四国の市町村のなかでも最悪レベルの財政だけに反対の声もありますが、それを市長が押し切ったかっこうです。
 だが、加えて問題なのが愛媛県で、残り32億円の補助金について、県議たちが反対してまだ予算決議がなされていないのだとか。
 このまま問題が大きくなると、その32億円分の穴が開くことになり、そうなると加計学園はどうするのでしょうか。そもそも加計学園の資金繰りは決して楽ではないというのがもっぱらで、そのあたり学校法人としての財政事情も問題になるかも。そこも森友学園と似てきています。
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コメント

全会一致ではないのですか?

民進党高井議員の名前があった気がしますが、加計学園の誘致は、市、県ぐるみではなかったのですね。

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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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