2017-11

総理のご意向文書は秘密にすべきか

 本日、文科省内の文書の再調査結果が公表される見込みのようで、読売新聞などは早くも作成者を女性課長と報じています。政府は文言や日付の違いなどを指摘し、ねつ造に近いと公表する模様ですが、国会が閉じたあと、野党やマスコミがどこまで突っ込めるか試されることになるでしょう。
 くだんの総理のご意向と書かれた文書について、義家文科副大臣は一般論として公務員の守秘義務違反という話を持ち出しました。しかし、この手の文書ややりとりは秘密にする話でしょうか。公務員が秘密にしなければならないケースは、その事実が明るみにでたら、国益を損ない、国民が困る話に限られるはず。したがってくだんの文書は守秘義務違反の対象にならない。
 仮にねつ造された文書なら問題ですが、それなら誰がどのような目的でねつ造したのか、それこそ調査しなければならないはずです。しかし、そうすると、前川さんのときのように藪蛇になるから、時間切れの国会会期に合わせて公表という話。
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文書の存在より、安倍が友人に便宜を図った事が問題なんだ

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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)など。最新刊は「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)

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