2017-10

加計学園「新文書」発覚の既視感

 NHKにしてみたら、プレッシャーを受けながら一矢報いた、といったところでしょうか。19日のクロ現で、新たな文科省の文書を明らかにし話題になっています。国会閉幕まで抑え込まれていたNHKの取材現場としてはこのタイミングしかなかったのかもしれません。
 さすがに怪文書とはいいませんけど、例によって官邸サイドから聞こえてくるのは「発言者を混同し、正確性を欠いている」などと、まるでねつ造されたかのようないい加減な文書だといわんばかり。真摯に説明するどころか、文科大臣や副大臣が萩生田さんに謝る始末。ただし、普通に読めば大筋間違っているとは思えず、信ぴょう性が高い。
 萩生田さんは09年から加計学園の運営する千葉科学大(千葉県銚子市)で客員教授を務め、月10万円の報酬を得ていたと国会で答弁していたけど、バーベキューパーティに参加した13年は衆院議員に返り咲いたあと。国会では現在は報酬は得ていないとも言っていますけど、ならなぜ「名誉客員教授」なんて肩書があるのでしょうか。この間、加計学園はずっと獣医学部のために奔走してきたわけで、萩生田さんはまさに利害関係人。かなりの親密度なのは間違いないでしょう。
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文書にある「総理からの指示に見えるのではないか」もそうですが、個人用の文書で作成者はその場にいなかった人物であること、違う政治家の名前があるものなど複数存在しているつーのは、どう解説されるのでしょうか?

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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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