2017-08

下村事務所が配った不思議な「文書」

 本日の下村博文事務所の記者会見に行ってきました。その酷さはいったん置くとして、そこで配られた文書が実に不思議。例によって下村事務所では、やめた元秘書を情報源と決めつけ、彼が事務所を辞める際に書いたと称する「上申書」まで記者に配りました。それに書かれているのはまるで事務所の金を横領したかのような話。当の元秘書は上申書そのものの存在を否定しています。
 この上申書、すでに巷に流れているものもあり、今回、下村事務所が配ったものと比べると、黒塗りの箇所が異なります。
 そこで見比べてみると、パソコンを隠したというくだりに注目。上申書の署名日は平成28年8月10日、ところが配布された文書をみると、パソコンを隠したのは平成28年12月21日となっています。未来の話を予言して上申書を書いた?
 これこそ怪文書なのでは。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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