2017-09

「加計ありき」の考察

 今週の週刊現代「ジャーナリストの目」は次のような記事です。

〈加計学園問題「1校限定」どこへ〉
 加計学園の獣医学部新設が取り沙汰される四国の今治市を取材している最中、7月17日朝刊の愛媛新聞に掲載された記事を読んだ。2度目の国会閉会中集中審査で、安倍晋三首相がどう説明するか――。マスコミはことさらそこをクローズアップする。なかでも「加計ありきだったかどうか」「首相官邸の圧力、関与があったかどうか」、メディアはその解明を叫ぶ。
が、当の地元を取材してみると、どうも問題意識に温度差を感じる。愛媛新聞にあるのと同じく、今治市で国家戦略特区に携わってきた関係者は、「なぜ今になって政府の方針が変わったのか」と首を傾げるのである。(中略)
今治市の元幹部はこう本音を吐露した。
「今頃になって加計ありきかどうか、なんて騒いでいるが、それは当たり前。我々は、安倍総理が後ろ盾になって加計学園の獣医学部新設を応援してきたからこそ、ここまで来れたと認識しています。友人がいいことをやっているので、特別に規制を緩めたといえば済む話。それを、今になって他の大学にも獣医学部をつくるなんて言い出している。仮に京都にできれば、こっちには学生が来なくなるのでは」
 とどのつまり、今治市は依怙贔屓されるからこそ、獣医学部開設にうま味があると考えてきたのだという。

 もう少し議論を深めてもらいたいものです。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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