2017-10

認可保留「加計学園」獣医学部新設に適当か

 今日発売の文藝春秋9月号に「加計に獣医師養成の甲斐性はない」と題した記事を寄稿しています。

〈平成30(2018)年度獣医学部新設(国家戦略特別区域指定・愛媛県今治市)の構想に係わる「事業所アンケート調査」実施のお願い〉
 そう題されたアンケート用紙が関係各所に郵送されてきたのは、今年二月初旬のことだ。
〈岡山理科大学は、この度、内閣府による今治市への大学獣医学部の新設のための運営主体の公募に応募し、同市が掲げる①「世界に冠たる先端ライフサイエンス研究」を行う国際教育拠点、②家畜・食料等を通じた感染症に関する「危機管理(水際対策)人材」の育成拠点となる大学獣医学部の設置を担当することとなりました。ついては、平成30(2018)4月に新しい獣医学部を開設すべく、その準備の一環として、各企業・機関・団体等の人事・採用ご担当のかたに、「事業所アンケート調査」へのご協力をお願いする次第です〉(原文ママ)
 アンケートの送付先は、動物病院やペットクリニックをはじめ、動物園や水族館、医科学研究施設、医薬品や食品メーカー、農水省や厚労省といった官公庁、自治体にいたるまで幅広い。内閣府と文科省が一月四日、一校に限って認めた獣医学部新設の告示を受け、加計学園が急きょ実施したアンケート調査である。(以下略)

 折しも、8月末に予定される文科省の大学設置認可が保留される見込みになったと報じられましたが、そこにも触れています。問題はこの先、どう動くか、疑惑の特区における学部新設なのだから、特別に見直してもいいように思いますが。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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