2017-11

トランプ「人種差別」の根底

 北朝鮮のミサイル問題がいったん沈静しつつあるかと思えば、米国内でトランプ大統領の白人至上主義が批判にさらされています。要するに、KKKなど人種差別団体を批判せず、本音は擁護している、という批判のようです。もとよりトランプ大統領の差別感覚が透けて見えるのでそうなるのでしょうけど。ただ、何となくその批判にも違和感を覚えます。トランプ批判をする人は、米国が移民政策のおかげでグルーバルな人材の才能を見出し、繁栄してきたんだといわんばかり。そんな企業経営者の言い分にも、いやらしさを感じます。
 白人対有色人種という二極対立がここまで先鋭化した背景には、低賃金の労働力として移民を使ってきた政策の誤り、潜在的な差別意識、同じ人種における富裕層の貧困層に対する軽視、蔑み、妬み――。人間には誰しも他人より優位に立ちたいという意識があり、それが差別に発展する危険性があるけど、それがむき出しになってしまっているのがアメリカなのではないでしょうか。米国の病はもっと根が深いように思えます。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)など。最新刊は「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)

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