2017-09

内閣支持率「回復」は北朝鮮問題のおかげ?

 新聞各社の報道によれば、このところ内閣支持率の回復が目立ちます。たとえば今日の読売によれば、<安倍内閣の支持率は50%で、前回調査(8月3~4日)の42%から8ポイント上昇した。不支持率は39%(前回48%)に下がり、3か月ぶりに支持が不支持を上回った。ただ、今回の支持率は、前月比で12ポイント下落した6月調査の49%とほぼ同水準にとどまっている>
 5割に回復し、まずまずだと。その要因の一つが北朝鮮問題だとの見方がもっぱらで、国内で政権がガタガタしている場合ではないという安定志向が支持率を押し上げているのはたしかでしょう。民進党の体たらくや安倍内閣に代わる受け皿のないことも、ある意味、安定志向、現状維持志向に通じる部分があるようにも感じます。北朝鮮問題にしても、どうせ日本は蚊帳の外なんだから、下手に政権交代してガタつくよりまし、という、つまるところ政治への期待が薄いだけの話では。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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