2017-11

どっちなの北朝鮮制裁「骨抜き」から「過去最大」

 北朝鮮に対する国連安保理の制裁決議が新聞各紙をにぎわせています。米国が提示していた「石油全面禁輸」から「上限設定」という変化に対し、当初は骨抜き批判していたメディアが、今になって過去最大の制裁と持ち上げています。ちなみに安倍首相も。
 制裁の焦点は、原油輸出について1年分までOKだけど、ガソリンなどの石油精製品を半減させるというもの。肯定意見派は「北朝鮮は精製能力が低いので原油だけでは軍に燃料が行き届かず効果がある」という趣旨。したがって効果大だと言っているようですが、本当にそうでしょうか。また「この先北朝鮮が言うことをきかなければ、二次制裁として石油全面禁輸する、そのための足掛かりができた」とも言っていますけど、そのとき中ロは拒否権を行使しないのか、保証はありません。とくにロシア。
 高いハードルを課して落としどころをさぐった、という意見もありますが、やはり制裁は腰砕けに終わったように感じます。北朝鮮の出方によって、それが明らかになるかも。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)など。最新刊は「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)

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