2017-10

愛すべき「ドロ亀」の引退

「相棒がいなくなった」と政界の引退を表明した亀井静香さん。イトマン事件や石橋産業事件などの記事を巡り、かなり遣り合わさせていただきました。けっこう胡散臭いところがあり、ドロ亀なんてニックネームもありましたが、ご本人にお会いすると非常に魅力ある方。裁判でもけっこう闘いましたけど、取材を申し込むと受けてくれる懐の深い政治家でもあります。
 ご本人はお忘れになっているかもしれませんが、酒の席で隣に座ったこともあり、「亀井さんが兄弟と呼んでいた許永中さんとはどんな関係ですか」と尋ねたこともありました。「失礼なことを言うな」と怒りになるのですが、そのあとはカラッとしていて、それ以上ネチネチ言わない。ご本人は人情家で人権派でもあります。
 亀井さんのような政治家が永田町を去るのはとても寂しく思います。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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