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2019-09

日本政府「ユルユル」の安全保障

 昨日発売の週刊現代で、前内閣府参与の齋藤ウイリアム治幸氏の経歴詐称について書きました。経歴詐称どころの騒ぎではありません。

 日本の政府や企業を危機にさらしかねない重大問題なのに、なぜか騒がない。そう感じるのは、私だけではないだろう。
 元内閣府参与、齊藤ウイリアム治幸の経歴詐称である。旧聞に属するが、きっかけは昨年12月9日のYahooニュースだ。個人投資家で作家の山本一郎が「紺綬褒章、ダボス会議、経産省参与。齊藤ウイリアム治幸の虚像と嘘」と題した記事を載せ、関係先が大慌てした。
 かつて本人がブログで公表してきた経歴をかいつまんで紹介すると、1971年カリフォルニア生まれの日系2世で、〈UCLA(カリフォルニア大ロサンゼルス校)医学部を卒業。大学中に起業し、その会社を米マイクロソフト社に売却して大儲けしたとか。東京電力福島第一原発の国会事故調査委員会でCTO(最高技術責任者)として参加し、民主党政権時代の国家戦略局の委員を務め、第二次安倍政権発足後の2013年からは内閣府の参与や経産省参与を拝命し、この間、紺綬褒章まで受賞している――。

 日本との情報交換はできない、と米国が危機感を募らせているといいます。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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