2017-08

たばこ1000円論議の摩訶不思議

 日本財団の笹川陽平会長が提言した「タバコ1箱1000円」問題について、今朝の新聞が報じていました。1000円にすれば、税収が増え、禁煙が進み、健康にもいい、未成年者の喫煙率も減る、というのが笹川さんの意見です。それに対し、反対意見を含め、識者が議論を吹っ掛けているのですが、どうも腑に落ちません。
 そもそも、原料と税金の比率を考えた場合、タバコ1箱1000円なんてあり得るのか。ナンセンスでしょう。あえてこんな極端な議論を持ち出すこと自体、400円とか500円に値上げするための布石なのではないか、と疑ってしまいます。
 いまやタバコは百害あって一利なし、扱いですけど、そうでしょうか。反面、最近、女性の喫煙者のマナーの悪さが気になります。50代の女性が歩きたばこをしながら路上にポイ捨て。
 なぜ人はタバコを吸うのか。どうやってもタバコはなくならないように思えます。いくら1箱1000円にしてもーー。どうでしょうか。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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