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2019-09

経産省「公文書改革骨抜き」の波紋

 森友・加計問題を受け、公文書のあり方改革を進めているはずの政府で、経済産業省が「個別の発言まで記録する必要はない」と内部に指示ていた文書が明らかになりました。もともと政治家の不当な圧力に対し、自分自身を守るため何があったか書きとどめるという意味合いの強い行政文書や議事メモについては公表されないものが多かったけど、いざとなれば政治・行政の歪みを質す武器になるのは言うまでもありません。
 今回の改革では、表向きそれをきっちり残すという建前でスタートしたわけですが、案の定「骨抜き」になっていることがばれてしまったわけでしょう。問題は、それがばれてしまってなお、「問題なし」と言った菅官房長官たちの態度。ちょっと厚顔すぎやしませんか。菅さんといえば、携帯通信費の値下げを業界に押し付けようとしていますが、日本は他国より4割高いという根拠もかなり怪しいものです。
 
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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