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2019-12

カルロス・ゴーン日産CEO逮捕の考察

 日産自動車のゴーン会長が東京地検特捜部に逮捕され、マスコミ各社の報道が沸騰しています。報じ方は大きく、
「50億円もの報酬を隠し、会社を私物化してきた経営トップの個人犯罪」
「司法取引に頼らざるを得なかった日産、ワンマンゴーンを抑えきれなかった会社の責任」
「フランス政府と日産との攻防から明るみになったグローバル企業の国際的な事件」
 といった3パターンといったところでしょうか。それぞれに根拠があるとは思います。が、抜けている視点もあります。
 そもそもゴーン会長が日産を立て直せたのは、リストラという首切りがあったから。欧米の経営者だからそれができた、と経済評論家は絶賛しますが、そlの裏ではリストラ社員たちが泣いてきました。それでいて10億円もの役員報酬をもらっていた会長に対し、不満があるのは当然でしょう。それでも欧米では会社が利益を出せばいい、といい、ゴーンの報酬は半分以下だと。今度の事件は、そんな企業文化の違いが根底にあるのだと思います。
 そもそも産業界に限らず、欧米の基準を日本にあてはめる必要があるのかどうか。日本人はとかくグローバルという言葉に弱いですが、グローバル社会の成れの果てが、テロリストを生んでいる。今こそ日本的な企業文化を見なおしてもいいのでは。
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コメント

>リストラという首切りがあったから

 やっぱり戦後日本経済はこれを肯定する均衡財政政府が徐々に勃興してきたのが元凶だと思います。
放漫財政の意味ではない積極財政と規制強化、それを取り戻すことが日本を取り戻すことだと思います。現政権、政治家は逆転しています。これが解ですよね。
 一丁前のコメントを書いてしまいました。
すみません。豆腐の角に頭をぶつけてきます。お赦しください。

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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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