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2019-08

週刊ポスト短期集中連載「偽装民営化の罠」関空編①

 本日発売の週刊ポストより、水道の民営化をはじめとした安倍政権の公共事業のコンセッション連載を始めました。

 コンセッション方式による民営化――。そんな言葉を昨年秋の臨時国会あたりから、しばしば耳にするようになった。民間の資金やノウハウを活用して公共施設の建設や維持管理、運営をするPFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)やPPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)の一種とされる。PFIは古く199年、「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」(PFI法)として、施行されてきたが、なかなか使い勝手が悪く定着しなかった。
そこで、11年に法改正し、公共施設の運営を長期間民間企業に任せるコンセッション方式が導入された。コンセッションを単純に直訳すれば「譲歩」「譲与」。平たくいえば、公共団体の所有する施設の運営権を民間に販売し、運用利益の一部をバックさせて赤字経営を建てなおす手法だ。企業と30~50年の長期の契約をし、公共インフラの経営を任せる民営化事業である。
政府は先の臨時国会でそのコンセッション導入のために必要な水道法の改正に踏み切った。民間企業が都道府県や市町村に代わり、水道料金を徴収することになるかもしれない、とにわかに注目されてきたわけだ。(以下略)

 第一回は関空の民営化。先ごろとつぜん辞任した官房長官補佐官がコンセッションの仕掛人です。
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コメント

森さんの著書が好きで色々と読んでいます。コンセッションについては、世間の煽り文句に流されない骨太な取材と連載をお願いします。
巷ではやたらと民営化、コンセッションは悪だと煽り立てる記事が多いですが、大前提として、公共部門の非効率極まりないオペレーションや談合の温床となってきた公共発注の仕組みを大解体してきた20年間だということを正しく指摘してください。
「あまり定着しなかった」という本文一節を見るに、どのような連載になるか不安もあります。でも、期待しています。

一介の民間シンクタンクコンサルタントであった福田隆之を最初に重用したのは先の民主党政権であることはお忘れなく。

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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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