FC2ブログ

2019-11

浜松市の水道民営化「延期」の裏事情

 浜松市の鈴木康友市長が、予定していた上水道事業の民営化計画を延期すると発表しました。いわゆるコンセッションと呼ばれる新たな公共事業民営化の仕組みで、日本中にいろんな計画があります。コンセッションについての詳細は、週刊ポストの短期集中連載記事「偽装民営化の罠」を参照していただきたく思いますが、問題が多いのはたしかです。
 とりわけ水道については、水メジャーの仏「ヴェオリア」と「スエズ」をはじめ、外資企業がインフラ資産120兆円といわれる日本の水道民営化市場を虎視眈々と狙っています。外資に公共事業を任せることを含め、検討課題はけっこうありますが、加えて内閣府や官邸主導の進め方にも問題ありかも。
 浜松市は一足先に昨年来、下水道事業のコンセッション方式による民営化を始めており、上水道はその延長線上のようなもの。これに対し東京都は民営化を拒否しています。今度の浜松市の民営化計画延期は、来る4月の市長選対策ともいわれますので、そのあたりも要注意でしょう。
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://mori13.blog117.fc2.com/tb.php/2356-6f23b4c6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する