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2019-09

ブレグジット「移民」の思わぬ影響

 昨日、英国から帰国しました。6日間ほどロンドンにいたのですが、ブレグジットの件で妙な話を聞きました。
 それは、EU離脱そのものが10月まで延期されたというので、最も安心しているのが、英国在住の外国人だとか。そのなかには日本人もかなりいるみたいで、ある日本女性はロンドンで働いているスペイン男性と知り合い、結婚して英国の永住権をとったといいます。で、その人が、EU離脱で自分の永住権も消滅するのではないか、と心配していました。
 つまり現状、スペイン人は英国と母国を自由に行ったり来たりできるので、配偶者の英国の永住資格もある。しかし、ブレグジット後EUの他の国の人もそう簡単に英国に入れなくなる。少なくとも、英国に住む資格がなくなるわけです。いきおい、その配偶者である日本女性も英国に住み続けることができなくなる、と不安になっているわけです。
 英国では移民政策の末、サービス業で働くのが外国人ばかり。その中には日本から渡った人も結構いるといい、似たような悩みを抱えているらしい。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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