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2019-08

なりものヤフー・井上雅博伝「ならず者たちⅡ」⑭

 本日発売の週刊現代連載「なりもの」は引き続き、個性ある草創期のヤフー社員たちを紹介しています。

現在のヤフー・ジャパンの年間売上げは、九〇〇〇億円に迫ろうとしている。むろん以前のように広告収入だけではないが、事業規模は七〇〇〇億円の受信料を誇るNHKをはじめ、新聞各社やテレビ各局の名だたる大メディアをはるかに凌いでいる。
そのヤフー・ジャパンの広告収入を下支えしているのが、ページビュー(ウェブサイトの閲覧回数)だ。たいていウェブサイトの運営企業は、ひと月あたり一億を超えれば赤字を免れ、ひとまず安堵する。だが、ヤフー・ジャパンのそれは、けた違いの一〇〇億ページビューを数える。インターネット業界のガリバーと呼ばれる所以が、そこにある。
井上雅博は、ヤフー最大のヘビーユーザーだと自認する。取材したヤフー・ジャパンの幹部社員たちは、そんなパソコン、インターネットオタクの井上を敬愛してきた。そして彼らもまた、井上とよく似ている。(以下略)

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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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