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2019-10

なりものヤフー・井上雅博伝⑲趣味の世界

 発売中の週刊現代「なりもの」19回目はいよいよ井上さんの趣味の世界。

「僕は早く両親を亡くし、神戸から東京に出てきました。天涯孤独なので井上さんは、親代わりというか、歳の離れた兄のような存在でした。仕事ではたくさん無茶ぶりされましたけど、結婚したときには井上さんに保証人になってもらいました」
 インタビューをした松本真尚は、在りし日の井上雅博に思いを馳せ、表情を緩めた。ヤフー・ジャパン社内でも、最も濃密な付き合いをしてきた一人である。
「だから井上さんが買ったハワイの別荘にも無理やり押しかけましたし、パリの別宅にもお邪魔しました。井上さんはワイン大好きで知られていましたけど、実はワインを通じた社交界の交遊では、僕が先かもしれません。ワイン愛好家の会にもお連れしました。『この会では僕のほうが先輩なので、僕のことは松本さんか、百歩譲って松本君と呼ばないとダメですよ』と冗談を言ったら、『それなら払いは、全部おまえがしろよ』とマジギレされました」(以下略)

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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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