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2019-10

何をやりたかったの?ZOZO前澤さん

 今週の週刊現代「ジャーナリストの目」はZOZOの前澤友作社長の身売り話をとりあげました。

 改めて詳報を読み返してみても、心に残る言葉がさっぱり見つからない。それが、唐突なZOZO前社長前澤友作の記者会見の印象である。自ら起こした会社をヤフーに身売りし、経営を放り投げてしまうのに、その理由を尋ねられても、まともな答えが返ってこない。
「宇宙に行くためのトレーニングなど、準備に割く時間が多くなる」「その前に1度宇宙に行くつもり」
 ファッションサイトを開設し、時代の寵児と持て囃されてきた当人は、株式公開により数千億円の財を築いた。創業社長として時価総額1兆円を超えるZOZO株の3割を持ち続け、1点100億円以上する高価な現代絵画やヨーロッパの高級外車を買い漁ってきた。
 1年ほど前に月刊「文藝春秋」のインタビューで本人に会い、この先何をしたいのか、と聞くと、「社会貢献」「世界平和」だという。「お金にとらわれた人生を送りたくない」「生まれ故郷の千葉を大事にしたい」とも語った。気恥ずかしくてなかなか人前で披露できないご託宣だが、当人はまるで臆面がない。(以下略)

 井上さんがヤフー社長だったら、ZOZOを買ったかな?
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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