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2019-12

霞が関を踏み潰した3人の「官邸官僚」

 本日発売の文藝春秋に「官邸官僚」の続編を寄稿しました。

 東京都千代田区にある首相官邸の玄関は、「永田町バイパス」と呼ばれる国道二四六号線に面している。新聞各紙の「首相動静」は、日々この正面玄関の出入りをチェックし、いつ誰が首相と会っているか、それを伝える。その二〇一八年八月から一九年九月までの首相動静について、登場回数ベスト5をめくり返してみた。トップは、八月まで国家安全保障局(NSS)の局長を務めていた谷内正太郎の一六九回だ。次いで二位が現外務事務次官の秋葉剛男の一六五回、三位が前内閣情報官北村滋の一四七回、四位外務審議官の森健良の一一二回、五位アジア大洋州局長金杉憲治の六七回といった順になる。 
首相動静の多くは、いわゆる政府高官や中央官庁の幹部たちによるブリーフィングの回数を示す。地球儀外交を標榜する首相だけあって、外務省関係者の面談が際立って多く感じる。半面、これはある種、首相が外交に熱心に取り組んでいるというプロパガンダのようにも受け取れる。言ってみれば、首相動静の登場回数は、これだけ総理と直接会い、重い仕事をしているんだぞ、という官僚たちのアピールに過ぎないかもしれない。
 首相官邸には、外堀通り沿いの溜池山王方面から入れる裏口があり、それがときたま取り沙汰される。あたりは機動隊の車両が常駐し、隊員が警備をしていて物々しい。立ち止まって官邸のほうを見ていると、すぐに誰何される。世間にあまり知られたくない面会者は、この裏口から首相官邸に入る。(以下略)

 安倍一強が節目を迎えているかもしれません。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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