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2019-12

なりものヤフー・井上雅博伝㉗「ヴィンテージカーのお値段」

 本日発売の週刊現代連載中の「なりものヤフー・井上雅博伝」は先週に続き、車道楽編。

 クラッシックカーの奥深さに触れた井上雅博は、コレクターとしての道を究めようとする。そのため、趣味の活動の場を箱根の別荘から米国に移す。カリフォルニアに運んだ一〇台を超える愛車のなかで、最後に乗っていたのが、最初に心を寄せたジャガーSS100だった。
井上を究極の車道楽に引き入れた秋本泰彦は、はじめにジャガーSSの売買を手伝い、そこから二人の付き合いが始まる。当の秋本が改めて出会った頃の井上の印象を述懐する。
「二〇〇四年から〇五年にかけた頃だったと思います。『箱根のガレージに納める車を売ってくれないか』と赤尾さん(嘉一・箱根の別荘計画を立てたインテリアデザイナー)に頼まれ、御殿場のガレージで井上さんとお会いしました。当時、僕は三五台ほどクラッシックカーを持っていて、そのうちの二台を御殿場でメンテナンスしていた。最初はそれを譲ってもらえないかという話でした。そのときは『単にお金があるから車を集めたいというのなら、やめておいたほうがいいよ』と突き放したのです。でも、そのうち井上さんがだんだん本気になってきたのがわかった。それでお世話するようになったんです」(以下略)

 1台3億円も珍しくありません。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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