なりものヤフー・井上雅博伝㉗「ヴィンテージカーのお値段」
クラッシックカーの奥深さに触れた井上雅博は、コレクターとしての道を究めようとする。そのため、趣味の活動の場を箱根の別荘から米国に移す。カリフォルニアに運んだ一〇台を超える愛車のなかで、最後に乗っていたのが、最初に心を寄せたジャガーSS100だった。
井上を究極の車道楽に引き入れた秋本泰彦は、はじめにジャガーSSの売買を手伝い、そこから二人の付き合いが始まる。当の秋本が改めて出会った頃の井上の印象を述懐する。
「二〇〇四年から〇五年にかけた頃だったと思います。『箱根のガレージに納める車を売ってくれないか』と赤尾さん(嘉一・箱根の別荘計画を立てたインテリアデザイナー)に頼まれ、御殿場のガレージで井上さんとお会いしました。当時、僕は三五台ほどクラッシックカーを持っていて、そのうちの二台を御殿場でメンテナンスしていた。最初はそれを譲ってもらえないかという話でした。そのときは『単にお金があるから車を集めたいというのなら、やめておいたほうがいいよ』と突き放したのです。でも、そのうち井上さんがだんだん本気になってきたのがわかった。それでお世話するようになったんです」(以下略)
1台3億円も珍しくありません。
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