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2020-03

新・現代官僚論「中枢から去った官邸官僚」⑧

 昨日、新・現代官僚論の8回目がアップされました。

いつのまにかまわりに政敵がいなくなり、権力基盤が安定したからといっても、権力者は高枕で熟睡できるわけではない。政権が長くなればなるほど、傍に仕える腹心の裏切りも怖い。常に蟻の一穴を恐れ、不手際のあった者を中枢から外していく。残った側近たちはただひたすら権力者の意に沿い、ときに威を借りて反対意見を抑え込む役割を担う。そして彼らはやがてずる賢い佞臣と化し、国を亡ぼす――。
いわばごく一般の権力の末期症状なのだが、そのいくつかは今の安倍政権にあてはまっているように感じる。
2017年から18年にかけて通常国会を揺るがせたモリカケ問題では、多くの不祥事が明るみに出た結果、問題に対処したエリート官僚たちが霞が関から去っていった。森友学園でいえば佐川宣寿、加計学園では柳瀬唯夫がその代表だろう。また、目下の桜を見る会では、内閣官房や内閣府の課長たちが責めを負っている。
愛媛県における加計学園の獣医学部新設に向けて奔走した経産省の〝柳瀬発言〟を借りれば、モリカケサクラはどれも「首相案件」である。柳瀬はそこで矢面に立ち、経産省を追われる結果になった。
(以下略)

 ここまで経産官僚編です。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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