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2020-05

日本のコロナ被害「実情」は

 3月12日午後10時45分時点で日本国内で確認された感染者は1387人、うち死者が26人となっていますが、メディアによってはクルーズ船の数字を差し引いて発表し、「日本は抑え込んでいる」と言っています。それはイタリアや韓国などと比べると少ないでしょうけど、胸を張るほどではないでしょう。
 単純に26人の死者を感染者1387人で割った致死率でみると、1.8%。メディアによっては、日本は検査をしていないからもっと感染者がいるはずだから、致死率はずっと低いはずだなどとおっしゃっています。たしかに潜在感染者はもっとたくさんいそうですけど、その人たちが病院に押し掛けた場合どうなるか、そこが問題で、やはり最悪のケースを想定しておく必要がある。
 メディアによってはクルーズ船の死者7人を国内の被害に入れていませんが、これなどもまさに対応の拙さでなくなったのでは。ことここにいたってなお、数字のトリック使って誤魔化しているように思えてなりません。
 米国などは1%の致死率だからインフルエンザの10倍の致死率がある、と言っています。

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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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