2017-10

タクシー再規制に一言

 国交省が届け出制にして自由化したタクシーの参入について、台数を規制する検討を始めました。朝日新聞などは「規制緩和の原点に立て」と再規制にクギをさし、経営効率のアップを訴えています。今回の再規制は、台数が増え過ぎて過当競争になり、タクシードライバーの収入が大幅ダウンしているということから検討されています。料金を値上げしたことからタクシー離れも進んだ、ともいう。
 しかし、本来、需要より供給過多になれば、タクシーの台数やドライバーは自然淘汰され、サービスが向上するというのが規制緩和の趣旨だったはずです。なぜ、そうならずに台数が増え続け、サービスの質が低下しているのでしょうか。朝日などは規制緩和の原点立てと言いながら、そこが抜けている。もっと考えるべきではないでしょうか。つまり、規制緩和の目的は市場原理を働かせることではなく、無理やりタクシーの台数を増やし、そこで儲けようとしただけの勢力によってなされたからではないか、と察するのですが、いかがでしょうか。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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