2017-08

週刊文春「給油法」の欺瞞

 本日発売の週刊文春に寄稿していますので、お知らせまで。東京外大の伊勢崎賢治教授インタビューにより目下、国会で議論されている新テロ特措法(通称給油法)問題を書きました。以下、サワリはこんな感じ。

 「アフガンでは油より水が必要だから、自衛隊は水ばかり運んでいる。これでは給油法ではなく、給水法だ」
 いまやアフガンの専門家たちからそう揶揄される始末なのだという。迷走を続ける臨時国会最大の争点である「新テロ特措法」(給油法)が延長されそうな雲行きだ。
……伊勢崎教授は、しょせん「国会論戦は国際協力とほど遠く、現実離れした議論だ」と切って捨てる。
「そもそもインド洋の給油といっても、ガソリンスタンドのようなもの。給油は米国のOEF(タリバン・アルカイダ掃討作戦)の中のMIO(海上阻止作戦)の一部と位置づけられていますけど、給油だけなら何も自衛隊がおこなう必要はない。はっきり言えば、民間の事業者に依頼すればいいのです。その程度の行為なのに、安倍さんはテロ特措法を延長できなければ辞任すると言い出し、辞めてしまった……」

 続きもぜひ文春で。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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