2017-10

村上ファンド「執行猶予判決」の考察

 2月3日、注目の村上ファンド東京高裁判決は、懲役2年の実刑だった1審判決を破棄し、同懲役2年、執行猶予3年をつけました。事実上、村上側弁護団の勝利といえます。この主任弁護人を務めてきたのが、則定衛元東京高検検事長でした。
 執行猶予判決に転じた理由は、株取引のプロの犯罪で刑事責任は軽視できないが、当初はインサイダー情報に該当するとの認識自体が強いものではなかった、としています。非常に微妙な言い回しですが、まさしく則定戦略が功を奏したといえるかもしれません。大物ヤメ検、まだまだ健在といったところでしょうか。
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最近、話題になっている「サルでもできる弁護士業」(著:西田研志)を読めば分かりますが、日本の法曹界は乱れに乱れています。司法と行政の癒着。今こそ、根本的な改革が必要です。幸い五月の裁判制度が僕には有利に働きます。メディアで大きく取り上げる価値アリ!

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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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