2017-08

不況企業の秘策

 上場企業の3月危機説があちこちで囁かれていますが、その実、決算の数字だけではよくわかりません。日本経済はトヨタでさえ赤字でリストラ策を打ち出しているのだから多少の赤字は仕方ない、といった風情。ただ、実はトヨタのリストラは、派遣切りをはじめ、赤字だからという名目で、新日鉄などへ余っている在庫の鉄鋼を返品するためなのだそうです。で、5月からは再び一部で増産に転じる予定だとか。また、事件で指名停止を食らった西松建設では倒産説が取り沙汰されています。が、実は100億円の内部留保があり、大丈夫だとも。逆に、決算対策で見せかけはさほど悪くない企業がばったり、なんてところも出そうです。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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