2017-10

週刊新潮「誤報」に対する考察Ⅱ

 朝日新聞襲撃の週刊新潮報道について以前、本ブログで書いた見解に対し、「新潮の先輩として擁護していたのだから説明せよ」というコメントを頂戴しました。「先輩」などという不遜なつもりはまったくありませんが、ブログに意見を書いた以上、たしかに小生にも説明責任があると思いますので、簡単に記します。ブログで「擁護」ととられたのはおそらく以下の部分でしょう。

――結論を申し上げると、この記事の出来は悪くないと思います。むろん報道内容について、朝日や警察の異論反論はあるでしょう。新潮側はそれを覚悟の上でもあるでしょうし、報道内容が間違っているかもしれません。しかし、全体に告発者および告発内容を検証しようとしている姿勢が強く感じられる記事です。そこがポイントではないでしょうか。――

 これは当該の報道を読んだ感想を述べたものですが、私自身の不明だったといわざるを得ません。原因は、新潮編集部の指示体制や取材過程について、不知だったため、裏どり取材を怠っていたという事実を知らなかったというのが1点目、取材班の記者たちとはいっしょに仕事をした経験があり彼らが優秀だったことが2点目、古巣に対する愛着があったことが3点目だと思います。ただし、こうした報道を顧みるとき、それではいけないと反省しています。

 
スポンサーサイト

コメント

週刊新潮

コメントに対するご返答、ありがとうございました。週刊新潮の一連の阪神支局襲撃犯告白手記騒動は、本当に後味の悪い結末となりました。
この記事を取材した担当デスク、編集者は此迄キチンと仕事をされていただけに今回の一連の記事は腑に落ちません。
最初から掲載するべきではなかった記事と思います。
明らかになった取材過程や反駁に対する対応をみても取材に対する姿勢に問題があると思います。

告白人の妻に文春の記者の対応を録音させたり、当初、噂を聞いた時はまさかと思いましたが、本当に告白人を台湾に逃がして、この事案を葬り去ろうとしていたのかと云う様な情けない話が次から次にです。

「誤報」ではなく「虚報」ではないのでしょうか?

そして「週刊新潮」は騙されたと主張していますが、告白人と一緒になって「週刊新潮」が読者を騙したのではないのでしょうか?


そして、あんないい加減な都合の良い言い訳に終始した検証記事ではなく、キチンとした検証と謝罪をすべきと思います。


あの事件で尊い命を落とされた小尻記者のご遺族に真っ先に謝罪をすべきではないのでしょうか?


出版不況で急激に部数を落としているとは云え、売れれば良いでは不味いのでは無いのでしょうか?


一読者として、今後の推移を見守りたいと思います。

今回の新潮に理解を示した方で事案がハッキリしてからキチンと見解を述べられたのは森さんが初めてです。
誠意ある見解を示して頂き感激しております。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://mori13.blog117.fc2.com/tb.php/467-a3b044b3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する