2017-10

小室哲哉「求刑5年」の怪

 例の5億円詐欺容疑で公判中の小室哲哉さんに検察側は5年という重い刑を求めました。となると、実刑判決の可能性が高くなります。が、経緯を顧みるとどうにも不可解です。
 そもそもこの事件は、被害者側の投資家にとって金銭の返済目的で刑事告訴したものです。小室さんはとても5億円など支払える状況ではなかったが、事件になると、エイベックスが登場し小室に代わって返済した。この時点までは被害者側の思惑どおり。検察も話題になっただけで御の字だったのでしょう。当初は、厳罰を求めない方針だと仄聞していました。それがなぜ、今になって5年の求刑なのか。別に小室ファンでもなんでもありませんけど、気になっています。
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コメント

検察の意向を、裁判所に伝えるのが求刑です。
例えば「国家の罠」でニシムラ検事が
「2年半の求刑という半年の意味は検察が執行猶予を付けても良いとの意向をしめしている。」との趣旨で描かれていた。

執行猶予は、満額求刑通りの刑宣告をして、ただしで、執行猶予を付けるのが慣例だ。
例えば、検察の2年半の求刑では
裁判所は、減刑せずに2年半を宣告して執行猶予を付ける。

とすれば、5年の求刑では検察の意向は、実刑を求めている。
つまり執行猶予は、3年以下の刑しかつかないのだ。

裁判所は5年を減刑して3年を宣告して
執行猶予をつけなくてはいけない。

裁判所が検察の実刑を求めるメッセージ意向に
どう逆らうかが、ポイントだ。

損害を被害者が100%回復しているんだから、これ以上の罰が必要だろうか?

検察は、社会正義のバロメーターを自分で決めているのだろう。
それが、裁判員制度では、お仲間の裁判官でない市民を、相手に
検察は、説得しなくてはいけないのだ。
その意識の隔絶は、限りなく大きいのに、検察と市民は気が付いているだろうか?

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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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