2017-10

郵政社長問題「読売・ナベツネ」VS「朝日・竹中」の攻防

まずは次の記事を読んでください。

首相、当初は「西川交代」…竹中・小泉コンビが封じ込め
 麻生首相は当初、日本郵政の西川善文社長を交代させる意向だった。
 今年2月、首相官邸の執務室。首相は鳩山邦夫総務相と会い、日本郵政の6月の株主総会で西川社長を含む取締役を一新するよう指示した。「ポスト西川」の候補として、NTTの和田紀夫会長、生田正治・元日本郵政公社総裁、西室泰三・東京証券取引所会長らの名を記したリストも手渡し、水面下の調整をゆだねた。
 首相の意を受けた鳩山氏は5月に入り、日本郵政の取締役人事を決める指名委員会の一部委員に「首相は西川氏を代えるつもりだ」と伝え、「西川辞任」に向けた多数派工作を始めた。
 しかし、直後から巻き返しにあう。
 指名委員会は、委員長を務める牛尾治朗・ウシオ電機会長を始め、郵政民営化など、小泉元首相が進めた構造改革に積極的な財界人が名を連ねる。そうした委員を通じて鳩山氏の動きを察知したのは、構造改革の旗振り役だった竹中平蔵・元総務相だった。
 竹中氏は小泉氏に相談した。小泉氏は2005年、竹中氏を通じて西川氏と知り合い、社長就任を要請した経緯がある。すぐに指名委の委員を「西川続投」で説得して回り、首相や鳩山氏の動きを封じ込めた。
 結局、指名委は5月18日、西川氏を続投させる方針を決めた。
(2009年6月13日01時49分 読売新聞)

 今回の騒動の舞台裏がよくわかるなかなか秀逸な記事だと思います。この記事の背景には、鳩山邦夫氏を後押しする読売・ナベツネに対して、竹中平蔵氏と朝日グループをバックにした西川民営化路線の対立が見え隠れします。国民感情としては、鳩山さんに軍配が上がる気がしますが、まだまだ水面下の暗闘は続きそうです。
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コメント

指名委員!

指名委員の中に元日弁連の会長がいますよね!日本の司法もいい加減なものです。金で判決が変るとは!!

12日の日本経済新聞の特ダネは、当たりました。西川続投が朝刊、佐藤勉氏が後継総務相の夕刊。騙されたのは、鳩山大臣でした。辞任ではなく実質的な解任であったのが、鳩山大臣に対する国民の支持が戻りました。解任だから小袖、辞任だったら、弱気の信念の欠ける政治家で、政治生命が終わっていたことでしょう。むしろ、小泉・竹中政治が終わった感です。

Re: タイトルなし

そうですね。小泉・竹中政治は問題が多すぎるかもしれません。

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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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