2017-08

週刊文春「JAL暴かれた『粉飾』と『陰謀』」前原国交相発言の真意

 本日発売の週刊文春にJAL関連記事を寄稿しました。JAL問題は4年前から取材してきましたが、目下、その実態が明らかになりつつあります。それを意識したのか、キーマンの前原誠司国交相がまたしても不可思議な記者会見をしました。いわく、
「万が一の場合は国が支援する。自立再建をさせる」
 これをもって新聞各紙は「経営破綻回避」「法的整理回避」と書いています。しかし、JALは事実上経営破綻しており、だからこそ公的資金を要請したのでしょう。支援要請するというのは自立再建を諦めたとも受け取れます。前原さんもそのあたりはさすがに承知しているのですが、敢えてこんな分けのわからない発言をしたのはなぜでしょうか。関係者は、経営不安からくる混乱を避けるため意図的にやっているのだといいます。ただしこれでは逆に世間は混乱するし、本当の再生を願っているJAL社員たちにとってもよくありません。もう少し、しっかりしてほしいものです。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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