2017-08

給油の10倍「アフガン支援」5000億円の愚策

 今週にも米オバマ大統領が増派を決定しそうなアフガン情勢について、昨日、ある専門家に話を聞きました。鳩山政権になり、インド洋のガソリンスタンドと皮肉られた給油活動を辞めたのはご存じのとおりですが、そのあとに打ち出したのが5年間で50億ドルの民生支援。1ドル100円として5000億円、実に年間1000億円に上ります。実はこれ、給油活動の10倍に上るそうです。
 ところが、民生支援を謳っていながらその使い道は何も決まっていないといいます。米国へのゴマすりに違いないでしょう。けど、そんな巨額の支援が本当に必要なのかどうか。95兆円の予算編成で四苦八苦し、事業仕分けでチマチマ予算を削っているあの姿と比べると、あまりにも気前がよすぎやしませんか。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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