2017-08

なぜJALは割増退職金を公表しない?

 JALが昨年4月から12月までの決算発表後、本体のJALインターナショナルの削減計画を明らかにしました。早期退職者は1700人(全体で2700人)。07年度に実施した1200人から少し踏み込んではいます。が、JALでは希望者に対する割増退職金を公表しないといいます。破綻処理を税金で面倒みてもらっている会社が、それでいいのでしょうか。
 JALは昨年の緊急融資で政府保証した600億円がすでにパーになり、現段階で1000億円の公的資金が焦げ付いています。この先、さらに税金で損失の穴埋めをしていきます。つまり、倒産会社の従業員にやめていただく際、退職金を上乗せするというのですが、JALは赤字なのですから、割増金がどこから出てくるのか、といえば税金か、新たな融資でしかない。そもそも倒産企業で退職金を上乗せしていいかどうか、という議論から始めるべきではないでしょうか。なのにその金額すら公表しないというのでは、何のために透明性の高い法的整理を選んだのか、といいたくなります。
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こういう税金で、どさくさに割増で払うなど
いまだ親方日の丸の意識。

「沈まぬ太陽」が、いま本当に沈んでいく。
この中の為替先物の損失やホテルのインチキなど
まだまだ粉飾が、表面して来るだろうが、
キチンと公表されて、責任を追求出きなくては、
税金投入の意味がない。

確かに

確かにおかしな話ですね。以前にも書きましたがJALの株価が12500円台の時を知っています。大株主の糸山英太郎氏はロリコン遊びをしている暇はなさそうですね。

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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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