2017-08

JAL1兆円のリストラ費用は税金では?

 本日の新聞にJALがリストラ費用として1兆円を投じる、との記事が載っています。早期退職制度や飛行機の買い替えにかかる費用として、この先3年間でそれを賄うといいます。が、債務超過で倒産した会社です。その資金はどこから出てくるのか、といえば、新たに借金をするか、税金で補てんするかしかないでしょう。
 JALや支援機構には、是が非でも銀行支援を取り付けなければならないという切羽詰まった事情があるのはわかりますが、どうにもやり方が安易すぎるような気がします。銀行団に対する説得材料として、今年度の一時金(つまりボーナス)の見送りを発表しています。ですが、組合側には、いったんボーナスを見送るが、のちに支払いを検討するなんて調子のいいことを言っています。早期退職者に対する大盤振る舞いといい、誰にでもいい顔をしすぎでは。
 こんなことで、銀行が計画に応じるでしょうか。いずれにせよ、リストラ費用として血税を使うことになる。ここのところ、新聞各紙が来年度の営業黒字予想を報じていますが、リストラ費用を差し引くと、事実上1兆円以上の赤字になるのは明らか。これでいいのでしょうか。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://mori13.blog117.fc2.com/tb.php/735-6befa480
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する