2017-08

週刊ポスト「橋下徹研究」3回目はWTC

 週刊ポスト「橋下徹研究」の3回目は、大阪ワールドトレードセンター(WTC)への府庁舎移転計画について検証してみました。

<6月1日より大阪府咲洲庁舎となりました 大阪府総務部庁舎管理課>
 そう張り紙されたガラスのドアを開けると、だだっ広い一階のフロア―は、まさに閑散としていた。奥にカラフルなTシャツを着た若者の集団が見える。中国語の大きな会話から察するに、中国人ツアー客の一行らしい。それ以外は、まったく人影がない。
 南港と呼ばれる大阪湾岸の埋め立て人工島「夢洲・咲洲地区」。梅田から電車を乗り継いで三〇分ほどかかる。そこに二五六メートルの場違いな五五階建て高層ビルがそびえ立つ。大阪ワールドトレードセンター(WTC)は、陸の孤島という以外に適切な言葉が見当たらない。

 橋下知事は27日から上海に行き、中国人観光客の誘致に懸命ですが、なぜこんな辺鄙な場所の開発に拘るのでしょうか。そのあたりの素朴な疑問を追ってみました。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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