2017-08

小渕恵三が愛した焼き肉「スタミナ苑」小話

 このあいだ、スタミナ苑に初めて行ってきました。小渕さんが食べてから一気に有名になりましたけど、焼き肉ファンのあいだでは25年来の人気店だそうです。その人気どおり確かに味は絶品。午後5時開店の2時間前、3時ころから客が並んでいるとのことですが、合点がいきました。で、帰りのタクシードライバーに裏話を聞きました。
「今のスタミナ苑は四兄弟の次男が始めた店で、父親が足立区の食肉卸市場にいた関係で仕入れルートがあったんです。長男は埼玉で別の焼肉屋を営業。三男は次男と折り合いが悪くプラスチック製品ブローカーをやってひと旗を揚げ、四男が次男といっしょにスタミナ苑を切り盛りしています。次男と四男の夫人同士は台湾人の実の姉妹。なかなかのやり手です」
 とのこと。大成功の裏にはいろいろあるんですね。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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