2017-08

高杉良著「大脱走」の文庫解説寄稿

 実在の経済人を主人公に数々のヒット作を飛ばされている作家の高杉良さんが、新潮文庫から「大脱走(スピンアウト)」という新刊を出されました。物語の主人公は碓井優。言わずと知れたベンチャーブームの火付け役になったコスモエイティの社長です。社名の由来となった碓井が80人の同志とともに石川島播磨を退社して独立した出来事を描いています。小説とはいいながら、登場人物は実名。のちに盟友として知られる熊取谷稔や真藤恒も登場します。小説が書かれたのはリクルートやイトマン事件のずっと前ですから、さすがです。
 正式な発売は来年の元旦ですが、すでに書店に並んでいます。末尾の解説に私なりの読み方を書いています。小説と併せてご一読ください。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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