2017-10

第12回陸山会事件「泥のカネ」裁判の見どころ

 昨16日に開かれた小沢一郎代議士の政治資金管理団体「陸山会」事件は、少しだけ新聞報道されているので概要についてはご存知かと思います。今回の出廷は、水谷建設の尾納忍元専務と中村重幸元常務。尾納さんは石川知裕元秘書への5000万円を三重県から東京まで運び、中村さんはそれを含めた二度の裏金出金手続きをした人です。これで検察側の「泥のカネ」証人は最後(ひょっとするともう一人出るかもしれませんけど)となりますが、予想通り、裏金の授受を多方面から立証できているように思います。
 クロネコヤマトの袋に詰めた5000万円に似せた偽札束まで用意し、法廷で写真撮影したのには驚きましたけど。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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