2017-10

続「陸山会事件」証拠不採用

 先の陸山会事件における取り調べ調書の証拠不採用に関し、小生の見解をというご要望がありましたので、僭越ながら簡単に記します。報道を見る限り、ポイントは二つ。一つは事件そのもの、つまり大久保さん、石川さん、池田さんたちの審判への影響でしょう。虚偽記載をしたという自白問題ですが、取り調べの任意性がないと判断された以上、そこが飛んだことになります。なので影響がないとはいえません。ただし、公判で虚偽記載の事実が認定されたら、そこはクリアーされることになる。よって、秘書さんたちは依然苦しい立場だといえるでしょう。
 もう一つのポイントは小沢一郎さんご自身の裁判への影響。不採用になったものが「報告、了承」という調書だけに、これは客観的にみると、報道の通り、小沢側に有利な状況を生んでいるのは間違いないでしょう。あとは状況証拠や物証、動機などをどうみるかという点。公判の成り行き次第ではまだまだひと山ふた山あるのではないかと思っています。以上、あくまで法律家ではない者の意見ですので、その点はあしからず。
スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

涙目だな。自分が恥ずかしいだろう。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://mori13.blog117.fc2.com/tb.php/933-0079ab5b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する