2017-10

週刊ポスト新連載「『双葉病院』患者救出の記録」

 今週号の週刊ポストで新しい短期集中連載を始めました。福島第一原発から4・5キロという至近距離にあった双葉病院。患者を置き去りにしたと報じられたところです。しかし、実際はずい分異なります。

 3月17日午後4時過ぎの出来事だった。
 入院患者を残して医師たちが逃亡――。
 福島県庁西館4階に設置された災害対策本部に記者を集め、担当課長が衝撃的な発表をした。地元・双葉病院グループの「患者置き去り事件」の火の手が燃えあがったのは、ここからである。
 北関東から東北にかけ、マグニチュード9という強烈な揺れが襲った大震災から、すでに6日目が経過していた。被災地を切り裂いた傷痕は、ますます深刻度を増していく。なかでも津波に加えて原発事故という惨事に見舞われた福島は、混乱を極めていたといえる。
 そんな過酷な被災現場の災害対策本部で、唐突に報道記者たちにもたらされたショッキングな〝トピック〟が、双葉病院の一件だ。そこに各社が飛びついた。

 書き出しはこんな感じ。病院の人たちは決して患者を見殺しなどしていません。その患者救出ドキュメントです。どこに問題があったのか、震災時の医療現場を描きました。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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