2017-08

週刊ポスト「双葉病院の真実」第3回

 本日発売の週刊ポストに「双葉病院の真実」3回目が掲載されています。原発事故から2日目、病院は取り残されてしまいます。冒頭は以下の通り。

 梅雨の晴れ間の強い日差しが、東京電力福島第一原発から4・5キロに建つ病院の白い建物をいっそう白く照らしていた。半径20キロ圏内立ち入り禁止となっている福島県双葉郡大熊町では、町全体が閑散とし、人の気配がしない。時が止まった異空間のような錯覚を覚えた。
 私はこの日、双葉病院に足を踏み入れた。真っ先に向かったのが、最も重症患者が入院していた東病棟だ。ドアを開けると、むっとする。湿り気のある空気が防護服に守られた肌にまとわりつき、マスクをしていても異臭が鼻を突く。目の前の小バエを手で払いのけながら、廊下を進むと、いままで見たことがない光景が広がっていた。

 連載もいよいよ佳境に入ってきました。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://mori13.blog117.fc2.com/tb.php/946-d709bb81
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する