2017-10

原田芳雄遺作「大鹿村騒動記」の妙な味

 原田芳雄さんが最後に主役を務めた「大鹿村騒動記」をふらりと見てきました。夏休みということもあって丸の内東映の客の入りはまずまず。中央席は前3列目しかあいていませんでした。
 過疎に悩む村の伝統文化である歌舞伎を守り続ける主人公の原田さん、そこに以前逃げられた女房が舞い戻ってくるという話。序盤はなんとなくぎこちないのですが、だんだんよくなってきます。原田節はむろん、脇を固める大楠道代、岸部一徳、松たか子、佐藤浩市らもなかなか。地味といえば地味な映画ですが、妙な味があるのです。入場料も1000円と格安。お薦めです。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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