2017-08

週刊現代ジャナ目「陸山会事件判決」を検証

 明日発売の週刊現代ジャーナリストの目で陸山会事件の一審判決を考えてみました。

「予想外だった」
 さる9月26日、東京地裁でおこなわれた陸山会事件の判決公判の報を受けた小沢一郎の第一声が、これだという。「驚いた」「ショックだ」、さらには「ありえない判決」、メディアを通じて小沢サイドの不満の声が広く伝播していった。それを集約すると、およそ以下のようなイメージだろうか。
「公判では秘書の自白調書が不採用になり、証拠がほとんどない中、裁判所が独断で無理な事実認定し、有罪に持ち込んだ。異例中の異例の判決だ」
 だが、果たしてそうだろうか。そもそも陸山会事件は、政治資金規正法違反の虚偽記載を審理する公判である。問題の政治資金収支報告書に間違った記載があるのは、元小沢事務所の被告人たちでさえ認めている。虚偽記載は明らかで、小沢サイドは2月7日の初公判当初から旗色が悪く、有罪判決を覚悟してきたようにさえ受け取れた。

 判決で「推認」を多用しているという批評についても触れていますので、ぜひ。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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